抗生物質が、様々な細菌感染症に対して効果があるということはある程度知っている人も多いでしょう。しかし、抗生物質という物なのかということを知っている人は意外と少ないんですね。今回は、そんな抗生物質のあり方についてを紹介していきましょう。

■抗生物質の性質と細菌の性質
抗生物質は、微生物の化学物質を用いて作られた細菌を殺すための薬です。青カビからペニシリンが発見されたのもそうですが、日本で言うと放線菌からエバーメクチンという物質を抽出して抗生物質を作ったという話が有名ですね。これら、微生物が持つ化学物質というのは現在は抗生物質という薬として用いられていますが、これらは本来実は細菌の働きや性質に関する物なんですね。

■抗生物質に利用される細菌の性質
もともと、細菌というのは一定空間内で生存するために細胞増殖をするものです。しかし、どんな空間にも細菌というのは複数種存在しておりその空間内で自己の優位性を保つために細胞増殖をしなおかつ敵の細胞を死滅させ減らして陣地を減らすという性質を持っています。

この、敵の細胞を殺して死滅させるという性質を持つ物質だけを抽出して薬にしたものが抗生物質なんですね。多くの感染症などは細菌由来の物が多く、その治療範囲は劇的に広がったといえるでしょう。

■抗生物質の発展
更に、人類はその抗生物質に用いる抽出した化学物質を人工的に作り出すことが出来るようになり、それを抗菌薬というように呼ぶんですね。これもまた、細菌感染に対して非常に大きな効果を持っており抗真菌薬や抗ウイルス剤などの開発と共に研究がどんどん進められています。

抗生物質、というのは実は一から全部科学で作られたものではないんですね。